「仕事で理不尽に叱責された」
「どうして私が病気になるの」
「この辛い状況を何とか乗り越えたい」
生きていれば誰しもに訪れる「理不尽」な出来事。
この記事を書いている私も過去には病気をしたり、仕事で自分だけが責められたり、

どうして私だけが?
と思わざるを得ない様々な経験をしました。
本記事では、私自身が理不尽な事が起こったときに、悩み、乗り越え「これが正解なんじゃないか」と身をもって感じたことをまとめました。
結論を先に言うと、実は「理不尽は学び成長する機会」だと思っています。
ただし、乗り越え方を間違えると
- 誰かを恨み続けたり
- 別の誰かに理不尽を押し付けたり
まさに負の連鎖が続いてしまうことになります。
そうならないためにも、私が考える「理不尽な事を乗り越える方法」を紹介していきますね。



とにかく人生変えたい!と思う方は以下の記事も参考にしてみてください!


実は仕事や日常の理不尽から学ぶことは多い
本記事の結論は「理不尽は学び成長する機会」だと言いましたが、それに気付けるかどうかで人生は本当に180度変わると思っています。
道理をつくさないこと。道理に合わないこと。また、そのさま。
「理不尽な要求」「理不尽な扱い」「相手がとうてい実現できないようなことを求める」
詳しい意味を調べてみると、ますます分からなくなりますね^^;
私は「理不尽」とは「自分の思い通りにならないこと」だと思っています。
理不尽の例
まずは、理不尽が起こる状況や出来事を考えてみましょう。
- 仕事の人間関係
- 義両親との同居
- 子育て
- 不慮の事故や災害
- 病気、障害
(生まれつき、そうでないものも) - 生まれた環境
- 育った環境(周りの大人や経済状況)
- 個々の能力
挙げればキリがありませんが、どれも自分の思い通りにならないものばかりです。
これら全てを私は「理不尽な事」と呼んでいます。
経済状況などは大人になってから解消する方法は色々ありますし、
仕事の人間関係が辛いなら、退職すればもう関わらなくて済みますよね。
でもこれらは将来的な解決策であって、
「今乗り越えたい」「自力ではどうしようもない」ことを乗り越える方法の答えにはなりません。
ましてやここから学び成長するなんて…と思われるかもしれませんが、



大丈夫です!!!
順を追って乗り越える方法を説明していきますね。
理不尽な事の乗り越え方|4つのステップ
理不尽な事を乗り越える方法として、4つの段階に分けて説明していきます。
主な内容は次の通りです。
- 理不尽が起こった瞬間の考え方
- 冷静に「周り」を振り返ってみる
- 「良かったこと」を探す
- ①〜③の流れを習慣化する
このサイクルを繰り返すことで自然に、自分自身の考え方、ものの見方が変わっていきます。
つまり「理不尽を通して学び成長できる」ということですね。
ステップ① 理不尽が起こった瞬間は「とにかく耐えて生きる」
理不尽な事が起きた瞬間は、我慢したり、ムカついたり、聞き流したり、時には思いっきり落ち込んでOKです。
ここで大切なのは「とにかく耐えて生きる」、全てを諦めてしまわないこと。
逃げたいほど辛ければ、逃げたり周りに助けを求めるのもアリです。
理不尽は予期せず訪れることが多いので感情的になるのは当たり前。
仕事で上司に理不尽な事で怒られ追い込まれたら、存分に同僚や家族に愚痴ったら良いです。
「感情」は時間が経てば落ち着いてくるので、乗り越えるにはこの感情(場合によっては状況)が収まってからどう考え、捉えるかが重要になってきます。
理不尽の内容によっては、感情や状況が収まるまで時間がかかることもあります。
ステップ② 感情や状況が収まったら「周り」を振り返る
理不尽の瞬間が過ぎ、感情や状況が落ち着いたら、出来事が起こってから落ち着くまでの「周りの様子」を振り返ってみましょう。
ここで言う「周りの様子」とは、
- 理不尽な事が起こった背景
- 相手がいるなら、その相手の状況
- その時の自分のコンディション
(体調や気分など) - 助けてくれた、声をかけてくれた人のこと
(家族や友人、同僚など)
落ち着いたはずの感情が戻ってくる可能性があるので、ここでのポイントは「理不尽を受けた自分」として振り返らないことです。



もう1人の冷静な自分を作って、客観的に観察するイメージです!
振り返ってみると、冷静だからこそ見えてくる「新たな発見」があるはずです。
ステップ③ 理不尽の裏にある「良かったこと」に気づく
理不尽を振り返って見える「新たな発見」に対して、良かったことを考えてみましょう。
- 理不尽な事が起きたから解決した事柄
- 助けてくれた(声をかけてくれた)人の存在
- もっと最悪の状況があったかもしれない
- 頑張って耐えた自分、すごい!
などなど
「理不尽な事が起こった意味」を自分なりに理解できたり、やられた相手「以外」の人に恵まれたことに気付けるかもしれません。
自分を褒めることで自信や自己肯定感にもつながります。
そこで初めて「理不尽な事を乗り越えた」と思えるし、前に進んでいけますよね。
これが「理不尽を通して学び成長する」ということです。
ステップ④ 理不尽の振り返りを習慣化する
内容にもよりますが「理不尽だ!」とまで感じなくても、疑問に思ったことは普段から振り返る習慣を付けておきましょう。
最初はどんな些細な「良かった」ことでも構いません。見つかればそれでOKです。
振り返りを習慣化することで、何か起こった時に「良かったこと」が無意識に思いつくようになります。
いざ理不尽な事が起きても、感情的な状態から冷静になるまでが早くなるのです。
また「良かったこと」が多く目に付くのは、自分が成長した証。
理不尽の裏には自分自身が成長できるヒント(良かったこと)が実はたくさん隠れていて、それに気付く(乗り越える)と自分の前向きレベルが上がるんですね。



自然とポジティブ思考にもなれます!
ここまでは抽象的な説明でしたので、次は具体例を挙げて「理不尽な事の乗り越え方」を紹介します。
理不尽の具体例で考えてみる
日常の理不尽を具体例に挙げて、乗り越えてみましょう。
私は現在0歳児を育てる母親でもあるので、子育てを例に考えてみました。
赤ちゃん生後3ヶ月、夜中も1・2時間おきに起きて泣くので授乳(ミルク)や抱っこで寝かしつける。
「やっと寝てくれた!」と赤ちゃんをそーっと布団に下ろした次の瞬間。
大きな音とともに大量のウンチが…!
しかもオムツから漏れて、赤ちゃんの背中や布団にまでベッタリ。
急いで横で寝ていた夫を起こして手伝ってもらい、
お着替えをさせ、夜中の3時に汚れた服と布団を手洗いするのでした…。
(すぐ洗わないと取れなくなるんですよね)
きっと同世代を子育てされている方から見ると日常の一コマですよね。



ちなみに実話です…笑
具体例のような理不尽を上手く乗り越えられないで積み重ねると、
- 「なんで夜中に漏らすの!」と赤ちゃんにキレる
- 「私ばっかり育児しんどい!代わってよ!」と夫にキレる
- 赤ちゃんの成長を素直に喜べなくなる
などなど、家庭内が負のスパイラルに陥るかもしれません。
理不尽を乗り越えてみよう
では今回のような理不尽に対して、どう乗り越えれば良いのでしょうか。
物事の捉え方は人それぞれなので「これが正解」というのはありません。
私の場合、赤ちゃんのウンチの漏れに気づいた瞬間、



最悪…寝れると思ったのに…
と正直思いました。寝不足が続いてましたから。
でも汚れた服や布団のカバーを洗いながら、こんなことも思いました。
そういえば赤ちゃん便秘気味だったな
→解消できて良かった
掛け布団は汚れなかったな
→敷き布団カバーだけで済んで良かった
(掛け布団も汚れたらもっと大変!)
さらに、感情が落ち着いた朝に状況を振り返ってみました。
便秘がスッキリした赤ちゃんが普段より長時間寝た
→結果的に私も長く寝れた
夫が起きて手伝ってくれたからスムーズだった
→夜中の大惨事を1人で対応せずに済んだ
→夫も育児一緒に頑張ってくれるやん!
すぐに手洗いしたから汚れが落ちてた
→諦めて寝てたら汚れ取れなかったかも
→眠いのに頑張った私、good job!
このような感じで冷静に状況を振り返ることにより、理不尽があったから「良かった」ことが見つかったり、自分を存分に褒めることができました。
捉え方がうまくいくと「理不尽な事」→「今、自分に必要な良かった事」に変わるんですね。



もちろん、理不尽の内容にもよります!
理不尽の振り返りを習慣化していくことで、世の中の優しいお母さんたちのように「便秘スッキリして良かったね〜!」と、理不尽とも感じずに笑顔で乗り越えられるのだと思います。
よく年配の方に「子育ては実は親が育てられてるのよ」と言われますが、
「子育て=理不尽の連続を乗り越えている」と考えれば、間違いなく親も成長しますよね。
理不尽を正しく乗り越えた先にあるもの
理不尽な事を正しく乗り越えれば、究極の未来が待っています。
- 同じ境遇の人を助けられる
- とんでもない人間性が身に付く
- 理不尽をしてきた相手すら変えられる(かも)
同じ境遇の人を助けられる
「こんな理不尽を乗り越えた」という経験は、同じ境遇の人からの共感を得やすいです。
現在進行形で悩む人に「こうやって考えて乗り越えたよ〜」と伝え、助ける事ができますね。
「かわいそう」と上から目線で終わるのか、
「私もその気持ち分かるよ!」と、経験して乗り越えたこそ分かる「同じ目線」で話しかけるのとでは、助けられた人からすると雲泥の差があります。
人の役に立てた時に初めて「乗り越えて良かったな」と思えるかもしれませんね。
とんでもない人間性が身に付く
世の中には「あえて理不尽な道を通る人」がいます。
宗教家や修行僧がそれに当たりますが、自ら滝に打たれ、修行して悟りを開く(人間性を磨く)パターンですね。
でも別にわざわざ滝に打たれに行かなくても、日常生活や仕事をしている限り「障壁」として色々なトラブルが起こってきます。
先ほどもお伝えしたように、
理不尽には「自分が成長できるヒント」が実はたくさん隠れていて、それに気付く(乗り越える)と自分の前向きレベルがめきめきと上がっていきます。
さらに「良かったことの振り返り」を習慣化できれば、他の人から見たら理不尽な事でも自分は理不尽だとは感じず、少ないストレスで乗り越えることができるのです。



乗り越えたことすら気付かないところまでいけるかも!
つまり、理不尽な出来事は自分を鍛える修行みたいなもので、修行があるから強くなれるし、人間として深みが出てくるのだと思います。
多くの理不尽を乗り越えた先、とんでもない人間性を身に付けられた時に見える景色はどんなにキレイなのでしょうか…。
理不尽してきた相手すら変えられる(かも)
「理不尽を通して成長する」ということは、自分の考え方(受け止め方)が変わり、許容できる器が広がることです。
「良いことの振り返り」が習慣化されることで、同じ出来事でも
- 良く見えるか
- 悪く見えるか
が大きく変わってきます。
理不尽を与えてきた相手が悪く見える間は
- まじで嫌い!
- 顔も見たくない!
- 不幸になれ!
とまで思うかもしれません。
でも自分の器が広がって物事が良く見えるようになると、
- こんな言い方になるほど辛い事情があったのかな
- 疲れた顔してはるなぁ
と、相手を心配する余裕が出てきます。
心配されて嫌な気持ちになる人はいないと思いますし、
(怒鳴ってる相手に「そんな怒って大丈夫ですか?」と聞いて変人扱いされる可能性は大)
理不尽された相手にも優しい言葉をかけることができたら、少しずつ相手も変わるかもしれませんね。



理不尽を乗り越え、器の広い人間になりたいものです!
理不尽を乗り越えつつ行動も大切
ここまで「理不尽(自分の思い通りにならない事)を乗り越える方法」を紹介してきました。
お伝えしてきたような
「与えられた今の環境の中でどう乗り越えるか」という視点ももちろん大切ではありますが、自分の環境を変える「行動」も重要だと思っています。
本記事の序盤で、
経済状況などは大人になってから解消する方法は色々ありますし、
仕事の人間関係が辛いなら、退職すればもう関わらなくて済みますよね。
と書きましたが、現実的に可能な道が見えたらどんどん行動に移すべきです。
理不尽を乗り越える習慣を持ちながら、人生を変えるための行動ができればその先には幸せな未来しかありません。



あなたの未来が幸せになりますように!

