「WordPressの記事に画像を入れる方法が分からない」
「何となく画像貼ってるけど、これでいいのかな?」
WordPressブログの記事内に必須な画像。
文章ばかりが続く記事よりも、適度に画像が入っている記事の方が読みやすいですし、場合によっては図で説明ができます。
SEO(検索エンジン最適化)の観点でも画像を貼り付けるのはとても重要ですが、ブログを始めた方は特に「見た目が整えばいいや!」と、記事内に「何となく」画像を入れてしまいがちです。

もちろん、記事の「見た目・読みやすさ」は大切です!
これからブログ記事を書く上で、より多くの読者を集め、記事を最後まで読んでもらうためにも「正しく」画像を入れる方法を身につけておきましょう。
本記事では、WordPress初心者の方でも「簡単、スムーズに」正しく画像を入れる方法を
- なぜ「何となく画像を入れる」ではダメなのか
- 画像を「正しく」入れる前準備
- 新エディタ(グーテンベルク)で画像を入れる方法
- 旧エディタ(クラシックエディタ)で画像を入れる方法
に分けて説明していきます。
なぜ、WordPress記事に「正しく」画像を入れる必要があるのか


「見た目が整えばいいや。」と、記事内に「何となく」画像を入れると何がダメなのでしょうか。
記事に画像を入れる主な理由は次の2つです。
- GoogleBotへ「情報満載で分かりやすい記事だよ!」とアピールする
- 記事を読みやすくして、読者の満足度を上げる
「何となく」画像を入れてしまうと、この2つが欠けた記事になるので、その結果
- 検索結果の上位に表示されず
- 読者もすぐ離脱してしまう
というブログ(記事)になる可能性が出てきます。
GoogleBotへ「情報満載で分かりやすい記事だよ!」とアピール


GoogleBot:
ウェブ上にあるサイトを巡回し(「クロール」といいます)、文書や画像などを定期的に読み取り、データベース化するGoogleのロボットのこと。「クローラー」とも呼ぶ。
GoogleやYahooなどの検索エンジンは、検索ユーザーの意図を正確に把握し、最適な答え(記事)を上位に表示します。
そのため、GoogleBot(クローラー)が無数にあるサイトを情報収集し、解析して(「インデックス」といいます)、検索されたキーワードと関連性が高いサイトから順に並べます。
画像の話でいうと、GoogleBot(クローラー)は、
- 記事内の画像が何を表すのか
- キーワードとどれくらい関連しているのか
の判断が出来ません。
GoogleBotでも「どんな画像か」が分かるよう、正しく画像を入れることで、クロールした時に「情報満載で分かりやすい記事だよ!」とアピールができて、記事やサイトの評価につながります。
記事を読みやすくして、読者の満足度を上げる
GoogleBot(クローラー)は「読者にとって最適な」記事を評価します。
読みやすい場所に見やすい画像を入れる、読者が満足できる記事にすると、結果的に
- 記事の離脱率が下がる
- サイト全体の滞在時間が上がる
- サイトへのアクセスが増える
などの効果が期待できます。
「何となく」適当に画像を入れて、読者がストレスに感じる記事は最後まで読まれないかもしれません。
WordPress記事に「正しく」画像を入れる3つの前準備


WordPressの記事に画像を入れる前に、3つの簡単な準備をしておきます。
- 画像のファイル名を変える
- 代替テキストを考える
- 画像を軽量化する



記事に入れたい画像を用意してくださいね!
画像のファイル名を「意味のある英単語に」
まず、WordPressにアップロードする前の画像「ファイル名」について。
先ほど説明した通り、GoogleBot(クローラー)は、
- 記事内の画像が何を表すのか
- キーワードとどれくらい関連しているのか
の判断が出来ません。
そこで、判断材料の一つとして画像ファイル名が使用されます。
ファイル名も画像のテーマを判断する材料として使用されます。たとえば、IMG00023.JPG よりも、my-new-black-kitten.jpg の方がテーマを判断するために役立ちます。
引用元:Google 画像検索に関するおすすめの方法
次の画像で例えるなら、


- 良い例
「puppy.jpeg」
「small-dog.png」
- 悪い例
「スクリーンショット 2021-02-22 13.33.18」
「IMG00257.JPG」
というように「どんな画像か」が簡単に分かるような画像ファイル名にしましょう。
代替テキスト(Alt属性)を考えておく
次に、WordPressに画像をアップロードするときに設定する「代替テキスト」について。
代替テキスト(「Alt属性、Altタグ」ともいう)も、GoogleBot(クローラー)に「どんな画像か」を示す材料になります。
また、読者のネット環境などで画像が読み取れない場合も、この代替テキストが表示されます。
代替テキストを設定するときは、キーワードを適切に使用して、ページのコンテンツのコンテキストに沿った、情報に富む、有用なコンテンツを作成するようにしてください。alt 属性にキーワードを羅列すること(キーワードの乱用)は避けてください。これによって、ユーザー エクスペリエンスが低下し、サイトがスパムとみなされる場合があります。
引用元:Google 画像検索に関するおすすめの方法
つまり、
- 画像の説明を「代替テキスト(Alt属性)」に入れる
- でもキーワードの羅列はダメ
- 分かりやすい言葉(日本語)で説明
ということですね。
次の画像で例えるなら、


- 良い例
「公園を走る可愛い子犬」
- 悪い例
「犬 走る 可愛い 公園」
というように、画像が表示されなくても「どんな画像か」分かるような説明を用意しておきましょう。
「代替テキスト(Alt属性)」の入力場所は後ほど説明します!
画像を軽量化(圧縮)する
WordPressの記事内に画像を多く入れすぎると、サイトの読み込みに時間がかかり、離脱率が上がります。



読み込みに5秒かかると直帰率は38%にまで上がるそうです。
そこで、画像ファイルを圧縮し、画像を軽量化してからWordPressにアップロードするという作戦です。
簡単・無料で使える画像圧縮サイトでオススメがこちら。
ドラッグ&ドロップだけで画像軽量化ができ、画質をあまり落とさずに一度に20枚まで圧縮できます。



私は日本語の「Optimizilla」を使っています。
画像サイズを変更したり、画像を加工する場合は、全て終えてから圧縮しましょう。
画像の軽量化で画質を落とすのは、読者にストレスを与える原因にもなります。
画質を保ったまま圧縮できるサイトを利用しましょう。
また、プラグインでアップロードした画像を軽量化する方法もあります。
「圧縮せずに記事に画像を載せてしまった!」という方にオススメです。
参考:EWWW Image Optimizerの設定方法と使い方|画像最適化のプラグイン
【図解】WordPress記事に画像を入れる方法|新旧エディタ別に解説
ここまで準備ができたら、WordPress記事内に画像を挿入していきましょう。
作業自体はとても簡単です。


サンプル画像として、先ほどから登場している子犬の画像を使いますね。
【新エディタ】ブログ記事に画像を入れる方法と手順
WordPressの新エディタ『Gutenberg(グーテンベルク)』での画像の入れ方を説明します。



2018年以降にWordPressを始めた方は新エディタです。


ブロックの「+」マークをクリックし、「画像」を選択します。


- 「アップロード」:PCに保存している新しい画像
- 「メディアライブラリ」:過去にアップロードした画像
- 「URLから挿入」:ファイルがURL化された画像
PC上に保存された新しい画像を使うので「アップロード」を選択。


入れたい画像を選択し「開く」をクリック。
画像が記事内に貼り付けられます。


右側にある「代替テキスト(Altテキスト)」を入力します。
先ほど説明した通り、「分かりやすい日本語の文章」で画像の説明を入れましょう。


説明目的などで画像のサイズを変えたい時、画像の下にキャプション(説明)を入れたい時は設定します。


装飾目的の画像であれば、キャプションは空欄でOKです。
画像にリンクを付ける(画像クリックで他のページに飛ばす)場合にのみ設定します。
設定しなければ、読者が画像をクリックしても何も起こりません。




よく使うのは次の2つです。
画像の用途に合わせて、設定しましょう。
- 「URLをペーストまたは入力」:指定のページに飛ぶ
- 「メディアファイル」:画像のみを拡大表示させる
これで、WordPress記事内に正しく画像が入りました!
【旧エディタ】ブログ記事に画像を入れる方法と手順
WordPressの旧エディタ『Classic Editor (クラシックエディタ) 』での画像の入れ方を説明します。


投稿画面の左上「メディアを追加」をクリック。


- 「アップロード」:PCに保存している新しい画像
- 「メディアライブラリ」:過去にアップロードした画像
新しい画像をアップロードします。


入れたい画像を選択、「開く」をクリックします。
すると、メディアライブラリに新しい画像がアップロードされます。


右側の設定画面で「代替テキスト」を入力します。


用途によってはキャプション(画像の下に表示される説明文)も入れましょう。
装飾目的の場合は空欄でOKです。


「投稿に挿入」をクリックすると、記事に画像が入ります。


- 画像のサイズ変更
- リンクを付ける(画像クリックで他のページに飛ばす)
など、画像の設定を編集したい時は画像をクリックして「編集」を選択します。


- 代替テキスト
- キャプション
- 画像の配置
- サイズ
- リンク先
などを一括で編集できます。


「リンク先」の設定でよく使うのは次の2つです。
画像の用途に合わせて、設定しましょう。
- 「メディアファイル」:画像のみを拡大表示させる
- 「カスタムURL」:指定のページに飛ぶ
これで、WordPress記事内に正しく画像が入りました!
まとめ「WordPressブログ記事に正しく画像を入れよう」
「ただ画像を貼り付けるだけなのに、こんなに手順があるの…」
と、特に初心者の方には面倒な作業のように思えてしまいますよね。
しかし、慣れてしまえば大した作業ではありませんし、この一手間をかけるだけで
- 検索結果の順位が変わり、
- PV数が上がり、
- ブログの収益も上がる
のであれば、やらない手はありません。
効率的にブログ収益を伸ばしていくためにも、ぜひ実践していきましょう!